2013年10月27日日曜日

レディース ムートンブーツ メンズ スエードシューズ クリーニング

クリーニングで無いと落ちない汚れ、そういう物もあります。
起毛素材の革はある程度は水を弾きますがどっぷり浸かってしまうと革に入り込んでしまいます。
そして汚れなどが集まって乾くとその部分に残ります。あまり時間が立っていると汚れが落ちづらいので
気になったら早めにクリーニングして上げてください。

ムートンブーツ クリーニング
甲の部分のシミ
スエード ワラビー クリーニング
汚れを落としつつ発色を戻す溶剤で処理します。
汚れ シミは 淡い色だと正直しょうがない部分がありますが、うまくクリーニングを使えば綺麗になり気持ちよくお履きいただけるかと思います。ムートンブーツクリーニング 3000円〜 ワラビークリーニング2500円〜 です。

2013年10月26日土曜日

レディース HOGAN スニーカーオールソール オールドシューズオールソール

靴のソール材は組み合わせなのでソールが劣化や硬化していなくてもヒール部分だけ悪くなっていたり
逆にヒールは大丈夫でもソールが駄目になっていたりします。
そのような例として一足目は、ソールは減っていますが劣化はしておらず、ヒールは加水分解していました。
靴によっては減りが少なければそのまま元のソールを取り付けることも可能ですが、こちらの靴はソール部分がお椀上になっているため、元のソールを使うことができません。

今回は似たようなパターンのソールでオールソールを行いました。


極力似たデザイン、厚みに加工して取り付けます。また劣化のないような素材を選別してとりかかります
こちらは滑りやすいということで拝見した、木靴のような古い靴です。
素材が硬化しておりクッションやグリップが無い為、新しい素材でオールソールしております。
ヒールの素材は生きているのでソールだけ加工と次に交換しやすいようにトップヒールだけ別の素材にしています。
はき心地は元のイメージがついて回るので元の素材を活かせるようであればそのように修理します。
ちなみにその分修理費用は安くなりますので提案が色々できるよう頑張ります。でも最近は提案しすぎて迷わせてしまう事もありますのでそれが良いのか悪いのか。とほほ

2013年10月20日日曜日

オーダー靴 ウェディング ペアシューズ

ウェディングという特別な装いに靴を用意させて頂きました。
新婦さんには公私共にお世話になっているので、要望又好みをイメージして製作しております。
結婚式 と 二次会 にて使い分ける為、三足作りました。


新郎さん シンプルな ストレートチップ まっすぐな気持ちで幸せにしてあげてくださいね。


新婦さん メダリオンチップ 白のイメージですが薄いピンクのようなヌメ革 自然な淡さを。
今回白ではなく、あえてヌメ革を使用した訳は
普段黒い靴を好んで履いている新婦さん。
式の後には黒く染めて普段使い出来るようにと、選択させて頂きました。


結婚式はシンプルな靴で

お二人揃っての足元
それぞれの足に合わせて、木型を調整して作っております。
ウェディングのドレスや正装 小物は以後使う事はなかなか無い中で、靴であれば
日常に合わせて履いていただけるものです。
夫婦になられた時の気持ちを日々楽しんでいただければ幸いです。
オーダー頂きありがとうございました。

2013年10月12日土曜日

JRレザー オールソール Crockett&Jones GEORGE CLEVERLEY PREMIATA

レザーソールに使われている革はコシと強度のあるベンズと呼ばれている部位を使います。
種類も沢山ありますが今回のオールソールは鞣しに時間をかけた
オークバーグレザー ドイツのレンデンバッハを使ってます。
今も昔も革はドイツ!と言ったところであります。

クロケット&ジョーンズ

ジョージクレバリー

プレミアータ JRレザースーパーフレックスタイプ(柔らかめ)

ベンズレザーの硬さも靴の製法によって使い分けて用意しています。
通常のオールソールの際はベルギーやイタリア メキシコ スペイン等、色々有りますが個人的には耐久数値的にも国産ベンズが優れていると思います。日本は良いものを作ってます。

2013年10月4日金曜日

Berluti ベルルッティ オールソール オールライニング交換

内側の革の痛みの原因はサイズ感が悪い場合に起こりやすく
緩くてもすれたり、キツくても当たったりそうならないように が難しいところです。
もちろんお手入れ具合や履く頻度も影響しますがサイズは大事です。
補修を部分的にするか全体的にするかになりますが、箇所が多い場合全部の交換の方が手っ取り早い事もあります。
内側の交換なので必然とオールソールにはなりますが、そこまで履いているとソールも減っているので
丁度良いわけです。
ソールは穴は空いていませんがひび割れて裂けておりました。
腰裏の革は一度補修されていました。

外すとわかりますが中底もひび割れて痛んでいます。
新しくパターンを取ってライニングだけ作り直します。
サイズ感が変わらないように前部分と後ろ部分では厚みの違う素材で細かいところは漉いて調整します。
木型を使って釣り込み 革の厚み分少し緩く中底と貼り合わせます。
中底を作りオールソール、ヒールの固定をします。

製法によって修理金額は違いますが10500円〜にて修理可能です。ライニング交換はオールソール前提となります。